11月21日佐野市役所1F市民活動スぺースにて「持続可能な地域エネルギーと農業について考えるセミナー」を開催いたしました。
前半は当法人の代表吉田による「農家にとっても深刻な地球温暖化の現状」と題しまして、地球温暖化問題の現状と省エネルギーにすることのメリットとその方法を講演いたしました。
後半は埼玉県小川町で食品残渣を使いバイオガスと液肥を製造する「バイオガスプラント」を運営されているNPO法人小川町風土活用センター(NPOふうど)の桑原衛代表にお越しいただき、プラントから生成されるバイオガスや液体肥料利用の講演をしていただきました。
バイオガスプラントは食品残渣や家畜の糞尿を微生物の力で発酵させ、液体肥料と燃料用バイオガスを生成させる施設です。桑原代表はいくつものプラント設営に携わる技術者と液肥を利用して作物を作る農家の2つの面を持たれている方です。講演内容は「バイオガス液肥を核とした有畜農業」と「小中規模の分散配置によるバイオガスプラントの可能性」です。
液肥は作物の生育に大きな効果があり有機農業を広めるのに大きな可能性が見えました。またエネルギーの観点からも、堆肥を使用するよりもエネルギーを効率よく使うことができ地球温暖化問題改善にも寄与する可能性があることがわかりました。
後半はバイオガスプラントを運営するにあたり、どのような点に注意するべきなのか。
現状のバイオガスプラントは採算が取れているものはあまりなく、採算を取るための方法を提示していただきました。
また、農業を続けていく上で後継者を育てるのに重要なことを教えていただきました。メリハリが大事だということですね。
セミナーの最後に今回共催のカラフルファーム社長の久保田より佐野ネクストジェネレーションミーティング(次世代会)のお話しもさせていただきました。エネルギーやライフスタイルを持続可能で循環型の街へ、農業を含め、佐野を衣食住のあんしん、あんぜんの街にすることを目標に活動する団体を発足しようとしています。もしご興味のある方がいらっしゃいましたらご連絡お待ちしています。
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ゆこ (土曜日, 20 4月 2019 10:04)
私も、バイオガスで、地域の環境保全を自然を守りつつ、地域にある資源を循環させながら、地域の経済を潤し、地域が自立して持続な形を目指しています、
エネルギーと、食、お金、自然環境保全は、密接かつ連動しているものであり、どう活用するかは、地域の人が未来を考え、どの様に行動するか? の問いかけから、資金調達を始め、地域の協力企業様を募っているところです